声の欄への投稿です。

「昭和を生き抜いた人を悼む

昭和は、農産物だけでなく、山野や川からの恵みで生きてきた。

彼は少年期からずっと山の自然に癒されて人生を送った。

建設業界で、ビルや橋の土台作りを仕事としてやりぬいた。

「誰にも褒められず」人の嫌がる仕事のために

暑さの夏でも、雪の降り積もる冬でも、朝早くに自転車で通い通した。

「この橋は、お父さんが作ったんだよ」と誇らしげに語る娘さんを残して彼は逝った。

私は、そういう人を尊敬する。

宮沢賢治の「雨にも負けず」を身をもって生き抜いた人だった。

者が溢れ、便利になりすぎた平成の今

彼のように自然とともに生き抜ける人は、現れるだろうか?、
小田嶋保子  67歳  無職

花巻市 下幅 4−10

郵 0250068

電  0198−24−5213