8 国防軍


わたしは、おおよそ、底辺高校といわれるところで教鞭をとっていましたので、自衛隊には、本当に泣かされました。

勉強を嫌いにさせられて、落ちこぼされて、就職口もなく、困っている生徒の家に直接でかけて

自衛隊に入ると、あらゆる免許が取得できる」と言って、吊り上げていきます。

そして、次の年は、その子を学校訪問させて、どんなにすばらしいかを、語っていき、めぼしい生徒の家を訪問していきます。

どうやら、ノルマがあるようです。

ただし、以前は自衛隊憲法違反、ということで、職安を通して求人はできません。今もそうだとは思いますが。

賢い子は免許を取って、仕事につきますが、名簿には記載されており、いざというときは集合することになっているそうです。

よほどまえ、学校に私あてに電話がありました。

卒業して会場自衛隊に入ったか子からでした。
長崎のはせぼからでした。

「先生、もうだめだ、つらい、もうだめだ」という叫びににた声が届きました。

「誰に遠慮する必要もないのだから、今すぐかえっておいで、なにもかも放り出して、今すぐかえっておいで」と私も叫んでいました。

けれども、そのこは、かえってはきませんでした。

自衛隊ないでの自殺は、以前から、ずっとありました。が、表面化することはありません。

おそらく、あれは、かれのsosだったと思いますが、あまりにとおすぎました。

そうした苦い経験は、まだまだあります。

たまたま、中堅高校に転勤すると、自衛隊は、生徒たちの選択しには上りません。

地元で、もっといい勤め口があったからです。

しかし、これも、もはや、過去形ですね。

日本は、このように、就職も学校格差できまり、人生も格差社会で送らざる尾えないのです。

核党の美辞麗句にだまされ、そんな筈ではなかったのに、と、またぞろうらぎられるのが席の山だとは思いますが、公約の裏にあることに築かず、白紙委任する投票者の気持ちが、今市わかりませんが、マインドコントロールされているのはたしかでしょう。

加賀おとひこ氏の雲の館などの連作を読んでいると、戦前、戦後が現代にかさなります。

寺西さん、厚生労働省交渉の時は、愛知からたくさん来ていましたよ。
うめおさんの件、お願いできますでしょうか?

では、ほのぼのする、日曜名作座を、これから聴きます。