声の欄への投稿です。
ITの進歩に視覚障害者はついていけない
昨年のけがの手術の結果がおもわしくなく、再手術をすることになった。
年度末を控えて、政府は、重要な案件についてパブリックコメントを沢山募集している。
まだまだと思っているうちに、締め切りが目前に迫ってきた。
そんな最中に手術の日程が決まり、やっと重い腰を上げることにした。
内容をしっかり聞き取り、意見をまとめる作業に取り掛かった
できあがったパブコメを送信しようとしたら、ほとんどが電子政府のイーハブというものに送信するようになって
いた。
画像認定があるそうだ。
全盲の私にとっては、とてもむずかしく、
何度もそこに辿り着いては、あけらめてしまった。
今日が締め切りのものがあり、なげだすのも悔しいので、また挑戦するつもりではいる。
視覚障害者の友人たちも、無理だ、と、あきらめている。
中には、直接送信できるメールアドレスや、ファックスでも可というものもあり、それらはクリアーできた。
電子メールしか受け付けないのは、視覚障害者には、パブリックコメントをする資格は無いと言っているのと同
様である。
まさに、合理的配慮を欠いているとしか思えない。
国政に参加する権利を奪われたようなものである。
ITの進歩によって、こうした(取り残され)状態が、日増しに増えている。
障害の特徴を把握したうえで、開発を進めて欲しいものである。
小田嶋保子 (66才) 無職
花巻市 下幅 4−10 郵 025−0068
電 0198−24−5213