声の欄への投稿です

人に優しい交通機関


帰省ラッシュも終わった。

私は、全盲、どこに行くにも駅員の誘導が頼りだ。

以前は新幹線乗り場で切符が買えた。

今は、「はやて」は全脊指定。

駅の窓口で、売り切れでは困る。

もよりの駅で購入する事になる。

東京の息子夫婦が「はやて」を購入予定だったが全て満席だった。

障害者割引の利用はネットではできない。

仕方なく自由席のある「やまびこ」の遅い便で帰省し、ある会に遅れた。

ラジオでも「乗車率百何パーセント」と込み具合を報道する。

都合にあわせて利用できる「自由席」の無いのは、東北JRだけだ。

また、全盲の友人は、バスで帰省しようとしたが

以前あったトイレタイムが無くなり、あきらめた。

さらに、乗り場が西側に移り、どうにもバス停にたどり着けない状況だったと言う。

混雑時の誘導は、以前断られていた。

バスや列車だけでは無い。

駅舎も改造された。

トイレと待合室は、以前は戸があってすぐに利用できた。

現在は、戸はくいられ、各種の店が並んでいるらしい。

時々利用するが、出口が分らず、トイレを我慢したり、人手に頼って待合室を出る。

消防署は認可したが、防災的にはどうだろうか?

一人で室内を移動できない者は逃げ送れてしまう。

地域の防災で「要援護者」になっていても、災害は何時どこででも起きる。

障害者、高齢者、子どもに配慮してこそ人に優しい街ではあるまいか。

小田嶋保子 63歳 無職 郵025−0266 花巻市下幅4−10
電 0198−24−5213