きにいりましたこの ワンポイント♪ 良い議員を選ぶコツ

 A あの人いいこと言うねえ☆よし、あの人に入れよう♪
 B ちょーっと待ったーー!あの人政党助成金はもらってないかなあ?
企業・団体献金は受けてないかなあ?よく調べたほうがいいんじゃ
ない?
 A えっ、なんで??
 きっとA さんのような方、多いんじゃないでしょうか。でも、候補者
の公約だけ聞いて、その個人・政党が過去も現在も[1] 「政党助成金
と[2] 「企業・団体献金」などの汚いお金をもらっているかどうかを
調べずに投票することはとても危険です。
    [1] 政党助成金
 あなたがお店で買い物をしたときなどにいつも払っている消費税
などの税金、つまり国民一人一人が払ったお金が政府に集まります。
 あなたが応援していない政党でも、その党の人々が「ほしい」と
言えば、政府に集まったそのお金がただでもらえます。あなたが好き
でもない、あるいは支持していない人が、あなたの払ったお金を勝手に
使っているということです。
 その金額、年間なんと 320億円!!これだけあれば 400人の国会議員を
1年間雇えるのです。それが各党の選挙のお金だけでなく、個人的な
飲み食いや物品購入にまで使われています。そんな制度を温存し続ける
政治家たちが本当に身を切っていると言えるのでしょうか??
 というわけで、政党助成金をもらっている党はまともな政党では
ありません。国民が毎日働いた苦労の証が給料で、法律に基づいてその
一部を出し合って集まるのが税金です。それをこのように山分けする
ことは国民を大事に思っていない確かな証拠の一つです。ですから
[1] をもらっているかどうかで、その個人・政党が国民を大事にするか
どうかがわかります。
    [2] 企業・団体献金
 早く言えば賄賂ですね。悪質な企業家や資産家たちが政治家たちに
お金をあげ、その見返りに自分たちが楽して徹底的に儲けられるように
法律と制度を整えさせます。
 賄賂を受けた政治家たちは、まず自分たちが選挙で当選しようと
します。政党助成金とこの賄賂を使って、マスコミも抱きこんで大規模
に売り込みます。うけのいい公約や演説をします。当選したら国民を
誘惑、誘導し、お金をくれた人たちに都合のいい制度を作り、数の力
で、また、最近は法律や道徳を無視して通していきます。小選挙区制を
初め、それを阻止しようとする政治家たちが増えないようにもします。
程度はさまざまですが、国民の利益になる約束は破っていきます。
あたりまえです。企業家や資産家が自分たちの都合のいい法律と制度を
整えてもらうために政治家たちに払うのが企業・団体献金です。それを
政治家たちが受け取ったということは、金銭的効力をもって
そのとおりに行動することを誓ったということですよ。むしろ公約を
破らないほうがおかしいと思いませんか?そう、政治家たちが賄賂を
受けた時点で、かれらがすでに悪質な企業家や資産家たちのために
尽くすことがはっきりしているんです。なのにほとんどの有権者
演説などの内容だけで候補者を選び、かれらの賄賂の授受はちゃんと
確かめないんです。どれだけ意味のない投票がされているかわかって
いただけたでしょうか?
 それにあなたのために動いてくれないとわかっている政治家たちに
憲法原発や TPPなどの問題解決を望んでも始まらないんじゃない
でしょうか?ようするに、選挙の争点はこうした問題ではなく、まず
あなたが選ぼうとしている候補者が金銭的に清潔かどうかということ
なのです。いいことが言える以前に国民のために動いてくれる保証が
ありませんとねえ…。
 また、賄賂は庶民がぱっと出せないような金額なわけですが、逆に
考えれば、政治家たちはその金額で自分の言動はおろか、良心まで
売ってしまうということです。また、富豪Aが百万円で頼んだことより
富豪Bが2百万円で頼んだことをやるということも起きますよね?
お金で意思がころころ変わる…。ということは、[2] をもらっているか
どうかでその個人・政党がブレるかどうかもわかるのです。
 というわけで、[1]と[2]の両方をもらっていないことをちゃんと
確かめずに候補者を信用することはすごーーく危険です。一票入れる
その前に、候補者が金銭的に清潔かどうかを確かめてから![1]と[2]の
一方でももらっているような不潔な人だったら選択肢からすぐ削除!
よろしいえすね。